2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『論語』と現代中国 or “Lun Yu” and modern China

最近の報道によると、中国では習近平指導部による腐敗対策やマナー対策が、司法権を使って、強力に進んでいるようです。これらの問題では、司法権の利用が必要な時と場合はあるでしょうが、根本はやはり精神改革です。精神改革に関する中国政府の政策内容や…

『論語』の解説書 or A commentary on “Lun Yu”

以前見たテレビ番組に、イギリスの上流階級の子女が通う学校の女子寮が出てきました。そこの寮母先生が、「自分のしてほしいと思うことを人にしてあげるように」、と中学生位の生徒たちに話していました。これは私には驚きでした。それまでの私は、この黄金…

『論語』と資本主義 『Lun Yu』and capitalism

1970年代に、東アジアでも資本主義が目覚ましく発展し始めました。その頃私は、資本主義はキリスト教のせいで発展したのではない、という話を知人に話しました。その知人もそれに納得した様子でした。 M.ウェーバーによると、プロテスタンティズムには勤…

日韓問題と『論語』or Japan-Korea issue and 『Lun Yu』

近年の韓国は、慰安婦に続いて徴用工問題を提起して、日韓の過去の条約その他の取り決めを崩し続けています。韓国は、法治国家としての歴史が短いせいもあって、遵法精神や契約観念が日本と違います。もっと遡れば、江戸時代に「武士の一言」「武士に二言は…

A new translation of ”Capital”

A new translation of‟ Capital” was published by a publisher in Communist Party groop. According to the explanation, the previous "Capital " edited by Engels did not correctly incorporate some of Marx's important drafts, so this new transla…

『資本論』の新訳

『資本論』の新訳が、共産党系の出版社から出たそうです。エンゲルスが編集した以前の『資本論』には、マルクスの重要な草稿が正しく取り入れられていないので、それを補正した新訳だ、という説明がされています。その説明を見る限りでは、正しい補正に見え…